朝日新聞書体発売のお知らせ(2012/11/26)
株式会社イワタ(東京都千代田区岩本町3-2-9、代表取締役社長:水野弘一郎)は朝日新聞が保有する朝日書体を2013年3月から順次発売することを発表します。
発売を予定しているのは、朝日新聞の紙面で使用されている本文明朝、本文ゴシックの他、見出し用明朝、見出し用ゴシックなど全15書体です。朝日の本文明朝は昭和16年に業界として初めて登場した扁平用活字をルーツに持つ伝統ある書体です。その他、昭和39年に東京オリンピック開会式の時に登場した大見出し用の明朝とゴシックの他、現紙面に使用されている大文字化対応の本文明朝、本文ゴシックなど、朝日新聞紙面を構成しているほぼすべての書体を網羅します。
朝日書体はかねて、読みやすく品位のある書体として新聞業界のみならず広くデザインの世界に大きな影響を与えてきました。しかしデジタルフォント化した今もなお、朝日新聞社内および関連会社など限定的に使用され、一般に公開されることはありませんでした。
近年、新聞社をはじめ、多くの出版社やデザイナーから朝日書体を使用したいとの強い要望がありました。このたびデジタルフォント化の一翼を担ってきたイワタが朝日新聞社の全面協力を得て、独占的に販売することになりました。
2013年3月に本文明朝と本文ゴシックの2書体、6月に見出し用明朝2書体と見出し用ゴシック2書体を発売します。残る9書体は2014年3月を予定しています。フォントはOpenTypeのPro版(Adobe-Japan1-4:15443文字収容)および新聞社向けU-PRESS版(15269文字収容)です。
詳細は11月27日から東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催される第21回新聞製作技術展JANPS2012(日本新聞協会主催)のイワタブースにて紹介、また弊社のホームページでも紹介していきます。
朝日新聞書体のリリース情報、書体見本はこちらからご覧になれます。
朝日新聞書体(全15書体)
1.朝日新聞明朝(本文用)
2.朝日新聞ゴシック(本文用)
3.朝日中明朝(見出し用)
4.朝日太明朝(見出し用)
5.朝日中ゴシック(見出し用)
6.朝日太ゴシック(見出し用)
7.朝日新聞明朝(旧)(本文用)
8.朝日新聞ゴシック(旧)(本文用)
9.朝日極細ゴシック(本文用)
10.朝日細明朝(見出し用)
11.朝日準中明朝(見出し用)
12.朝日準中ゴシック(見出し用)
13.朝日丸ゴシック(見出し用)
14.朝日新聞明朝(横用)(本文用)
15.朝日新聞明朝(テレビ面用)(本文用)
本件に関するお問い合わせ
株式会社イワタ
TEL 03-5820-3161
FAX 03-5820-3174
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