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株式会社イワタが「第15回佐藤敬之輔賞」を受賞致しました

情報

2016年3月1日に特定非営利活動法人(NPO)日本タイポグラフィ協会より「第15回佐藤敬之輔賞」の受賞者が発表され、企業団体として株式会社イワタが受賞いたしました。
以下、発表の内容です。

このたび株式会社イワタ様の、永年にわたる業績を高く評価し、日本タイポグラフィ協会顕彰 佐藤敬之輔賞受賞となりました。 謹んでお慶び申し上げます。

【受賞理由】
1920年、岩田百蔵氏によって創業された岩田母型製造所から、その歴史は始まる。1941年には新聞用扁平書体を開発し、やがて多くの新聞社で採用され続けることになる「イワタ新聞書体」の起源となりました。また、活字母型の製造販売を通じ培われた「文字」の知見を元に、写植の時代においては書体を増やしより広く使われました。そして、今の時代においては、保有している約30万字のアナログ原字を高品位のデジタルフォントへと変換し、価値ある伝統を今に活かしています。その「文字」は全国で新聞25紙にも採用され、6割近くのシェアを占める実績を上げています。活字母型から、写植、デジタルフォントへとテクノロジーの変化に対応しながら、優れた書体を提供してきたその功績に対して受賞対象となりました。

■選考委員
 中垣信夫 工藤強勝 大崎善治 杉崎真之助 樋口清孝

■『日本タイポグラフィ年鑑2016』に特集として受賞者の業績内容を掲載

 特定非営利活動法人(NPO)日本タイポグラフィ協会
 理事長 工藤強勝佐藤敬之輔賞とは
日本タイポグラフィ協会は、新しい世紀を迎えた2001年、NPO法人の承認を受け、公益法人として社会活動を一層強めていくことになりました。
これを記念しタイポグラフィの重要性、科学性をアピールするために、当協会は佐藤敬之輔賞を設置しました。 佐藤敬之輔氏は、タイポグラフィに関する革新的な提言、発言、研究発表、デザイン教育など、多方面に及ぶその活躍によって、当協会の発足時から、協会活動の基盤に多くの影響を与えてきました。
この佐藤氏の溢れる情熱を思いおこし賞名と定めました。これまでデザイナーやタイポグラファー、研究者といったタイポグラフィに多大なる影響を傾けた個人・企業団体へ授与しています。

特定非営利活動法人(NPO)日本タイポグラフィ協会サイトへ

イワタ製品ご愛用の皆様へ

佐藤敬之輔賞という栄えある賞を受賞できましたのも、ひとえにユーザーの皆様のご支援のおかげと、心より御礼申し上げます。
イワタは現状に満足ぜず、今後も皆様のお役に立てる製品の開発をすすめてまいります。
よりいっそうのご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2016年3月8日
株式会社イワタ 
代表取締役社長 水野 昭