小春良読体

カートを見る 組み見本
愛は永遠あなたとサラダARhg19
「クトゥルフ神話」は、アメリカの作家H. P. Lovecraft(1890–1937)とその友人たちが創作した架空の神話体系で、太古から存在していた強大な力を持つ異形のものどもの恐怖や人間の無力さを描いたコズミック・ホラーである。
ある静かな午後、風が優しくカーテンを揺らす。庭の小さな猫がふわりとあくびをし、遠くには教会の鐘の音。時計の針は12:45を指し、カフェ「New Spring」の店内には焼きたての特製パイが並び始める。空には雲ひとつなく、心地よい時間が流れていた。
大きなガラス箱の中に、緑の植物が植えてありました。その中の、小さくしきった場所で、キンギョが泳いでいました。キンギョは、なにかあるものを、見つめていました。そのようすは、まるで、ひとに話したくないことを、たくさん知っているようでした。この部屋は、一年じゅう、冬のあいだでさえも、花のにおいがしていました。だんろでは、火があかあかと燃えていました。そのまえにすわって、ほのおを見つめながら、火がパチパチ燃えるのを聞いているのは、まことに気持のよいものです。
薫は、春咲く蘭に対して、秋蘭と呼んで見てもいいもので、かれが長い冬季の霜雪に耐えても蕾を用意するだけの力をもった北のものなら、これは激しい夏の暑さを凌いで花をつける南のものだ。緑も添い、花も白く咲き出る頃は、いかにも清い秋草の感じが深い。この薫が今は花のさかりである。そう言えば、長く都会に住んで見るほどのもので、町中に来る夏の親しみを覚えないものはなかろうが、夏はわたしも好きで、種々な景物や情趣がわたしの心を楽しませる上に、暑くても何でも一年のうちで一番よく働ける書入れ時のように思い、これまで殆んど避暑の旅に出たこともない。
On the 16th day of June, 1703, a boy on the top-mast discovered land. On the 17th, we came in full view of a great island, or continent (for we knew not whether;) on the south side whereof was a small neck of land jutting out into the sea, and a creek too shallow to hold a ship of above one hundred tons.

テキストサイズ60px

字形

小春良読体08_04R
小春良読体08_90R

共同印刷株式会社と、東京女子大学の小田浩一教授の共同研究により生まれた、横組み用のユニバーサルデザイン(UD)ゴシック体です。UD フォントの知見豊かなイワタが、漢字の拡張をはじめ制作に全面協力しました。とくにプロダクションプリンタでの印字に適しており、帳票、通知文書、契約書、証明書などの小さな文字に効果的です。通知物などの印字処理はもちろん、一般印刷物や組込みにも幅広くご利用いただけます。

書体デザインのポイント

文字を少し縦長に設計することで横の文字との間隔を十分に確保、それでいてしっかり大きく見えます。さらに濁点などの細部を大きくしたり英数字を見分けやすい形状に調整することで、優れた視認性・判読性を実現した汎用性の高い書体です。

※「イワタゴシック体オールド」と「小春良読体」を比較しています

同じサイズでも大きく見えて読みやすいのが特徴です。文字サイズが小さくなるほど読みやすさを実感することができます。

「小春良読体」は、MNREAD-J※で読みやすさの検証を行った結果、通知文書などで一般的に使用されているゴシック体と比較して、より読みやすいと評価されました。

※MNREAD-J(エムエヌリード ジェイ)…………ミネソタ大学ロービジョン研究室が開発した読書視機能検査「MNREAD」の日本語版で、同研究室と東京女子大学・小田研究室により、日本人の読書行動やニーズを踏まえて開発されたものです。評価項目には、①読書視力(読書が可能な最小文字サイズ)、②最大読書速度(標準的な読書速度)、③臨界文字サイズ(最大読書速度を維持できる最小文字サイズ)などが含まれます。

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